私は商社の立場で貿易実務に携わっています、貿易の流れの中では荷主と呼ばれる立場になりますが(輸出ではSELLER, SHIPPER, BENEFICIARY, DRAWER, 輸入ならBUYER, CONSIGNEE, DRAWEEといろいろな呼び名になります)、やはりモノ(書類)を売ってお金をもらう”輸出”が作業量や責任が大きく、やりがいがあるように感じます。 そして我々業務部は貨物手配から船積を経て、その船積書類を海外のBUYERに渡して代金を回収するまでの一連のスケジュールをよく把握しておく必要があります。 船積したあと品代を貰う前にB/Lをリリースしてしまったなどということは決してないように!

スケジュール感が大事・・・

貿易の各業務は専門業者に委託・代行してもらうことになりますが、業務の進捗は荷主がコントロールして指示を出し進める必要があり、CYカットから逆算して段取りを把握しておかなければいけません。 特に輸出案件が複数あって平行して進めることになると、スケジュール表から目が離せません。 協力会社とともに手配したブッキング、貨物のバン詰め、輸送、通関等を荷主の書類や指示の遅れで無駄にするわけにはいかないのでとても注意が必要です。 なにより貨物の船積落としたら営業に顔向けできない!! たくさん輸出が重なる時期には、よく手配が後手になって船積を落としてしまう夢を見ます、、、、でもそんな気が小さい人は貿易実務に向いてるし、夢に見るようになれば一人前です、貿易実務者あるあるです。